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ひとり親家庭の子どもの気持ち

image-14-300x200日本における離婚件数は、毎年約25万件。そのうち、未成年の子どもがいる離婚は約6割に達し、親の離婚を経験する子どもは、年間約25万人発生しています。一方では再婚家庭も増加しており、全婚姻件数の約4分の1が再婚です。
このような状況の中、離婚後の親子関係や、再婚後の家族関係に悩む子どもたちが増えています。しかし「離婚・再婚は親の問題」と考えられてきた今の日本では、親の離婚・再婚を経験する子どもの利益は守られていません。そして悩みを抱えた子ども達を助けてくれる仕組みもありません。
このコラムを通して多くの方に「親の離婚・再婚に悩む子どもたちの気持ち」「子どもたちに必要なことは何か?」を考えてもらえたら嬉しいなと思います。

「お父さんでいいの?」

ある日ウインクに相談に来たのはシングルファザーのお父さん。小学5年生の娘「このみちゃん(仮名)」を育てています。このみちゃんは算数が苦手で、よくお父さんに勉強を教えてもらっていました。しかし、5年生になって反抗期に突入。お父さんに反発するようになりました。そこで、お父さんはウインクに相談にきてくれたのです。

このみちゃんは1人っ子。お母さんは近くに住んでいるので、両親の離婚後も交流があります。学校帰りにお母さんのおうちに寄ってみたり、休みの日に遊びに行ったりもしています。
お父さんとお母さんが離婚したのは、このみちゃんが小学3年生の時。喧嘩が絶えなくなったこと・夫婦間のすれ違いが多くなったことが原因で離婚し、お母さんのお仕事が夜勤であることからお父さんがこのみちゃんを育てていくことになりました。そして、このみちゃんにできる限り負担をかけないように、お父さんとお母さんで3つのルールを決めました。

①このみちゃんの教育方針はすべてお父さんが決める。ただし、運動会や授業参観はお母さんも見に行っても良い。(周囲に出来るだけ離婚していることを悟られないようにする)
②このみちゃんとお母さんの交流は基本的に自由だがお泊まりは事前にお父さんの許可をとる。
③お母さんからお父さんへの養育費の支払いはなし。ただし、お母さんの家にいるときにかかる費用(食費など)はお母さんが負担する。
この3つのルールはこのみちゃんもだいたい知っているんだそうです。ウインクに来ることはお父さんとこのみちゃんで決めたと言っていました。

kodomonote_sウインクでは同じように離婚家庭で育った学生たちが子どもたちに接します。このみちゃんを担当している私は、苦手な算数を一緒に克服しようとこのみちゃんと一緒に勉強しました。確かに割り算にとっても苦労している・・・・と思い、ひとつずつ一緒に進めました。すると、九九の6~9の段が曖昧なことがわかり、前に戻って学習しました。「私も九九覚えるのすっごく時間かかったんだよ~!」なんて笑ってお話ししながら楽しく勉強しました。

このみちゃんが一緒に勉強することに慣れてきたとき、私が保護者向けお便りを「お父さんに渡してね」と、このみちゃんに渡しました。するとこのみちゃんは間髪入れずに「お父さんでいいの?」と聞いてきました。「うん、もちろん!」と笑顔で返すと、このみちゃんは「5年生の初めに、学校の先生から『お母さんに書いてもらって持ってきてね』って紙を渡されたの。だからお母さんの家に寄って、書いてって頼んだら、お母さんに『お父さんに書いてもらえ』って怒られちゃった。帰ってお父さんに『お母さんに書いてって言われたからお母さんにお願いしたんだけどお父さんに書いてもらえって怒られちゃった』って話したら『こういうのはお父さんに渡せっていっただろ』ってまた怒られちゃったんだよ。」と話してくれました。いつも学校では「お母さんに渡して」って言われることがまだまだ多いと言います。
「お父さんに渡してって初めて言われてびっくりした」とこのみちゃんが笑って言ったので、「私もお母さんと一緒に住んでないんだよ~。」と返すと、「そうなの?!」と驚いて笑っていました。

お父さんは「5年生になってからこのみちゃんが反発するようになった」と言っていたけれど、もしかしたら、学校の先生に渡されたお便りのことがキッカケでこのみちゃんが面倒を感じるようになったのかもしれないと思いました。でも、このお話をした日からこのみちゃんはおうちのことや学校のことなど色んなお話をしてくれるようになりました。もちろん勉強も頑張っていて、今回の通知表では成績が少し上がったと喜んでいました。お父さんに帰ったら見せるんだ!と言っていたこのみちゃん。たくさん褒めてもらえるよ、きっと。


 

執筆者プロフィール

mitumoto光本 歩(みつもと あゆみ)
NPO法人Wink理事
1988年8月13日生まれ
親の離婚後、家庭の貧困から塾に通いたくても通えないといった過去の経験からひとり親家庭向けの教育事業を東京・静岡で展開。今期静岡県ひとり親家庭自立支援計画策定委員。

【NPO法人ウインクで行っている教育事業】
■アンファン先生:ひとり親家庭の子どもたちに同じような経験をした学生スタッフを派遣し勉強だけでなくメンタルサポートや課外活動を行っている。
■学習塾あんふぁん:ひとり親家庭の子どもたち向けの無料~低価格学習塾。
【ウインクで行っているその他の事業】
■カインドリボンサービス:離婚後の親子の面会交流を子どもの気持ちを尊重して支援している。
■講演・執筆活動多数

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